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包装学校について

包装学校のご案内

2024年度 第51期包装学校受講生募集のご案内

包装機械設計技術専門課程/パッケージングエンジニア専門課程

日本包装機械工業会では、教育事業の一環として昭和49年(1974年)に“包装学校”を開講して以来、5,000名以上にわたる包装スペシャリストを世に送り出し、少なからず、企業のため、業界のため貢献してまいりました。

本学校は、設計技術、パッケージングエンジニア技術、オペレータ技術、包装機械と包装資材との適正化技術、経営管理技術等の総合教育を目標としていますが、当初は、本格的な国際化時代に対応するための技術の向上を目的とし、生産の心臓部である設計課程を開講し、第2期生まで教育を行ってまいりました。

しかし、オイルショック後、日本経済が低成長時代に入り、各企業とも単なるセールスマンからセールスエンジニアの育成の必要性が高まり、本学校では新たにセールスエンジニアリング技術課程を設けましたが、セールスエンジニアの育成のみならず、ユーザの皆様にも受講し易く包装に関する総合的専門知識の修得を図れるよう、名称を昭和58年(1983年)よりパッケージングエンジニア専門課程と変更し、さらに平成13年(2001年)から、設計技術専門課程に実習講座を組み入れ、より一層の内容の充実を図っております。

講座修了者には修了証書を授与し、さらに資格認定試験合格者には、包装機械設計士・相談士の称号を授与いたしております。

本年も包装学校を開講いたしますが、各企業の社員養成の一環としてご参加くださるようご案内申し上げます。

一般社団法人 日本包装機械工業会
包装学校長 大森 利夫

デジタル制御技術専門課程

近年、包装機械の制御にマイクロコンピュータを使用することは、もはや不可欠の技術となりました。このため、マイクロコンピュータ制御技術を駆使した包装機械の開発計画を進め、そのアフターフォローまでの業務を効率的に運ぶには、優秀なコンピュータ技術者の採用または企業内での育成が必要です。しかしながら現実には、技術者の確保は極めて難しく、設計からアフターフォローまで、かなりの部分を外部依存しているのが実状であります。

このため、昭和63年(1988年)より「マイクロコンピュータ制御技術専門課程」を設け、最新技術知識の取得レベルにとどまらず、マイクロコンピュータを応用した包装機械を設計することができ、サービス業務につくことができるコンピュータ技術者の育成を図ることにいたしました。

また、令和4年(2022年)からは「デジタル制御技術専門課程」に名称を変更し、制御設計の仕事に1年以上携わった方々を対象として、包装業界及びメカトロ機械開発に関する基礎講義とサーボモータを搭載したトレーニングデモ機を使用したモーション制御の実習講義で構成した専門講座にいたしました。サーボモータ制御及びモーションコントロール技術をより深く修得いただけるようにしております。

本課程は、業界からの強い要望に応えて開設した講座です。令和4年(2022年)より募集人数を従来の最大8名から16名に拡大いたしました。

当講座の主旨をご理解の上、業界の明日を担う各社の技術水準向上のため、ご参加下さいますようお願い申し上げます。

一般社団法人 日本包装機械工業会
包装学校長 大森 利夫

講座の特色

包装学校は企業の総合的管理技術の向上を目的として昭和49年(1974年)に設立されました。
多くの包装スペシャリストを世に送り出し、関係各方面から高い評価を得ています。

昭和51年(1976年)から従来の包装機械設計技術専門課程と別に新設したセールスエンジニアリング技術課程を、昭和58年(1983年)からはパッケージングエンジニア専門課程に名称を変更し、両課程とも講義内容をより一層充実させております。

昭和63年(1988年)からは、コンピュータソフトの開発・プログラム設計者のためのマイクロコンピュータ制御技術専門課程を設け、令和4年(2022年)からはデジタル制御技術専門課程に名称を変更し、業界の更なる制御レベルアップを図っております。

平成30年(2018年)からは国際化に関する講義を追加し、また、カリキュラム全体を見直し一新いたしました。その後も、ロボットやメカトロ技術に関する講義や国際規格に関する講座を新設しており、令和2年(2020年)からは、IoT・5G、AI・ビッグデータ等のIT技術に関するデジタル技術知識の講義を共通講座に新設するなど、常に時代の流れに合わせたカリキュラムにしております。

また、令和2年(2020年)より座学講座にオンデマンドビデオ配信システムを採用し、受講生は講義を職場やリモートなど場所を選ばず、自由な時間に繰り返し、柔軟に受講できるようになりました。
包装に関する基礎座学や開講式・グループワーク、ディベートディスカッション、設計技術専門課程の実習講座・デジタル制御技術専門課程の実習講座など、従来のリアルな対面講座(東京会場・大阪会場)とのハイブリッド型カリキュラムとしております。

尚、オンデマンド講座受講に関してのビデオ配信は、グーグル社が提供する『Googleドライブ』を使用しますので、それに対応した受信体制とWindowsを搭載したパソコンが必要となります。

コース内容について

共通講座
(包装機械設計技術専門課程・パッケージングエンジニア専門課程)

包装人として必要な知識の修得を目的に、包装機械業界の動向、包装資材、安全・衛生、特許、国際規格、ロボット・IT技術の最新動向、など幅広い講座としております。

包装機械設計技術
専門課程

目的と認識・対象の把握・対象改善の働きかけ・基礎実験・設計仕様の設定・構想と想像性、これらの設計手順をカリキュラムとした教育体系となっており、設計技術の仕事に2年以上携わった方々を対象としております。

第28期からは、電子回路編・機械編として実習講座を組み入れ、さらに実践的になっております。

パッケージングエンジニア
専門課程

第9期まではセールスエンジニアリング技術課程と称し、セールスエンジニアの育成を目的としてまいりましたが、第10期からパッケージングエンジニア専門課程とし、包装に関する総合的専門知識を修得できるように組み立てられたカリキュラムとなっており、本格的な包装人の育成を目的としております。

デジタル制御技術
専門課程

包装機械のコンピュータ化が近年急速に進み、モーション制御をはじめ、その内容も高度なものになってきているなか、ソフトの開発・プログラム設計をする人材の育成機関として本課程を取り込み、少数精鋭の集中講義により、業界のレベルアップを図ることを目的としております。

本講座は、制御関連の仕事に1年以上携わった方々を対象として、包装業界及びメカトロ機械に関する基礎講座とサーボモータを搭載したトレーニングデモ機を使用したモーション制御の実習講座で構成した専門講座としております。

なお、実習に使用しますノートパソコンを貸し出し致します。(無料)

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